語学力を活かしたお仕事をしたい!英語を使った職業をまとめて紹介

英語を使った職業をまとめて紹介

グローバル化が進んでいる昨今では、日本語以外の語学力を習得している人へのニーズが高まってきました。なかでも、英語は世界中で使われている共通語としてビジネスでも必要とされている言語です。この記事では、英語の仕事をする場合に必要な語学力や英語を使う職業について紹介します。仕事をするために必要な英語力は「TOEIC」の点数が基準となる場合が多いため、職業によって求められる語学力の目安も説明していきますので参考にしてください。

 

仕事に活かすならどのくらいの語学力が必要?

世界中で多用されている英語のスキルは、求人の場合に英検よりもTOEICを基準にすることが多くなっています。英検は日本独自の検定試験なので、就職の際にはTOEICの点数をもとに求人案件を選ぶようにしましょう。具体的には、英語を仕事に活かすなら最低でもTOEIC600点が必要とされています。TOEICはリスニングとリーディングに分けて出題され、合計点数は900点です。600点は生活に必要な日常会話が可能なレベルとされています。職業ごとに求められるTOEICのスコアは異なるため、目指す仕事に必要なスキルはどれくらいなのかを知っておくことが大切です。

TOEICのレベルと可能な仕事とは

TOEICのレベルと可能な仕事とは

ここでは、TOEICのスコアが示すスキルごとに可能な仕事について紹介していきます。英検のグレードはTOEICではどれくらいのスコアになるのか、その目安についても記載します。すでに英検を取得済の人も参考にしてください。

■TOEIC400~495点(英検準2級程度)

「入国審査官」の新規採用時には高い語学力は要求されません。そのため、TOEIC400~495点(英検準2級程度)のスキルを持つ人は、国家公務員試験を受験し合格すれば出入国在留管理庁職員として採用されます。初めは法務事務官として配置されますが、実務経験を積むことで入国審査官になる流れです。実際の業務に入れば国外の人とコミュニケーションを取ることは必須なので、採用後の研修制度は初等科から高等科、長期留学制度など大変充実しています。入国審査官の仕事は、日本への出入国をする日本人や外国人の審査や管理です。世界中の人に接する仕事なので、国際人としての教養や品格なども求められます。

「テーマパークスタッフ」の仕事も採用時に高い英語力が問われることはないため、希望する求人があれば応募できるでしょう。ただし、アトラクションのキャストやショップなどの接客中心の業務では、外国人観光客に対し英語を使う機会もあります。日常会話ができる程度の英語力があればコミュニケーションがスムーズになります。このほか、海外で人気の「日本料理店」にも外国人観光客が多く訪れるため、料理や日本文化などを英語で説明できる程度の語学力があれば有利になるでしょう。

■TOEIC500~595点(英検2級程度

TOEIC500~595点(英検2級程度)の語学力の場合、日常会話のスキルが要求される旅行関係の求人に採用されれば仕事を始められます。「旅行会社スタッフ」は、ツアーの企画や販売、ホテルの予約などを行うほか、外国人観光客への応対などの際に英語を多く使う仕事です。また、旅行関係では「ツアーズコンダクター」としてパッケージプランに同行する仕事もあります。国内で外国人観光客を対象にしたツアーの場合はTOEIC500~595点程度でも大丈夫ですが、海外ツアーの場合は入国手続きや案内などに600点以上のスキルが求められるので注意が必要です。

情報技術の専門職である「ITエンジニア」でも、海外進出が目覚ましいIT業界を反映し一定の英語の語学力が求められています。最新情報を把握でき即戦力として評価されるので、英語のスキルがあることは強みです。展示会やイベントで案内などの仕事をする「コンパニオン」の求人には、英語力について記載されていないこともあります。しかし、昨今では外国人に対し英語を使う機会も多いため、商品について説明できる程度のスキルがあれば評価は高まるでしょう。

■TOEIC600~695点(英検2級A程度)

TOEIC600~695点は「英検2級A」程度に相当します。2016年に開始された「英検CSEスコア」により、英検2級の合格ラインよりも高い場合には「A」が加えられました。この程度のスキルがあれば「通関士」の仕事をすることも可能です。通関士は、貿易事務などの輸出入に関連する幅広い業務を行います。英語の書類が多い貿易事務の場合は、英語の読み書きのスキルが求められます。営業職の場合は英語での会話が必須なので、リスニング・スピーキングの能力があることも大切です。

「外資系の証券会社や銀行など金融関連」の仕事をするには、語学力のほかに金融業界での実績も求められます。「国際線のキャビンアテンダント」は、TOEIC600点以上が多くの航空会社の採用条件です。機内サービスや外国人同僚との連絡や会話などに支障が出ないよう、高い英語のスキルが求められます。幼児から児童までを対象とする「英語講師」は、保育園や小学校、英会話スクールなどで遊びを中心に楽しく英語を教える仕事です。

■TOEIC700~795点(英検2A~準1級程度)

「総合商社」で英語を使う仕事は、石油や自動車など多様な商品を国内外で取引するため高い英語のスキルが欠かせません。求人の条件としては、TOEICの点数の目安が600点前後となっています。しかし、採用された人の多くは700点以上であることから、実際にはTOEIC700~795点(英検2A~準1級程度)の英語のスキルがあれば有利になるでしょう。

「留学カウンセラー」は、留学希望者に対するプランの提案や留学先の手配などを行います。留学を斡旋する企業や大学などに就職し、一人ひとりの希望に合う国や学校を選ぶため、世界中の国に関する知識も必要です。国際協力を行う「NGOスタッフ」は、現地で生活しながら現地の人と協力して紛争問題などの解決を目指します。派遣された国で生活するための英語のスキルは必須で、ほかにも他国の文化などに順応できる柔軟な姿勢も必要です。「買い付けバイヤー」は、世界中に出向いて売れる商品を仕入れる仕事です。価格などを交渉するための英語力があれば通訳を通さなくても仕事ができます。

■TOEIC800~895点(英検準1級程度)

TOEIC800~895点(英検準1級程度)の英語力でできる仕事には「通訳案内士」「英文速記者」「メディカルライター」などがあります。通訳案内士は、外国人観光客を案内する英語力などが十分であることを認める国家資格です。諸外国から人気の日本では今後もニーズが高まる仕事とされているので、取得するメリットは大きいでしょう。

英文速記者は、英語を使って開催される国際会議や外資系企業の会議などの場で活躍できる仕事です。インタビューなどもその場で記録する必要があるので、聴き取った内容を素早く正確に記録しなければなりません。そのため、英文速記者には英語の高いスキルに加えて速記記号の技術習得も求められます。メディカルライターは、医療関係の書類を作成する仕事です。英語で記載されている医学論文を読み、医薬品や医療機器の承認などに必要な書類をミスなく作成しなくてはなりません。英語を使う仕事のなかでもニーズが高い職種ですが、英語のスキルが高く迅速な仕事が求められます。

■TOEIC900点以上(英検1級程度)

TOEIC900点以上(英検1級程度)という高い英語のスキルが必要な仕事には「翻訳家」「通訳者」「英語教員」「英文速記者」などがあります。翻訳家と一口に言っても、映画や本、歌詞など翻訳の対象はさまざまで、ネイティブ並みの言語力や国ごとの時代背景などの知識が求められます。通訳者の仕事には、企業の商談や会議の通訳、ニュースなどの同時通訳といった多様な種類があるのが特徴です。英語の高いスキル以外に、各業界に関する豊富な知識や各国の文化、宗教などにも幅広い教養があれば通訳の仕事に役立ちます。

英語教員は、語学系の専門学校や大学などで英語を教える職業です。指導計画を作成したうえで授業を行い、試験の実施や採点を行います。英文速記者は、英語で行われる会議の内容を速記記号で記録する仕事です。記号で記載したものを文章に直すのも速記者が行います。英文を素早く間違えずに理解しなければならないため、TOEIC900点以上という高い英語のスキルが必要です。

英語を活かせる仕事とは

英語を活かせる仕事とは

ここでは、英語のスキルを活かせる仕事を、営業職や事務職、金融職、専門職、公務員に大きく分けて紹介していきます。ほかにも米軍基地スタッフなどの英語を使う仕事がありますので、どの分野を目指すのか、十分に検討することをおすすめします。

■営業職

国際化が進む昨今では、海外に支社を展開している企業も増えてきました。商談などでビジネス用語も多く使う「営業職」の場合は、海外でも通用する英語力が求められます。また、外資系企業の営業職として採用された場合も、世界共通語である英語のスキルを活かす機会は多いでしょう。

企業の商品について海外で行う価格交渉や、商談を行うためのスケジュール調整など、営業の仕事は多岐に渡ります。英語を使ったメールの送受信や資料作成のほか、商談の英会話にはビジネス用語を駆使できる程度の高レベルの語彙力が求められます。そのため、文章作成が中心の事務職の英語力よりも、スムーズに会話が進むような高い英語のスキルが必要です。相手の意図を正確に汲み取るためにも、英語力のスキルアップは欠かせません。

■事務職

数ある事務職のなかでも特に英語のスキルを活かせるのは、外資系や商社、貿易関連の企業などに就いた場合です。どちらかといえば、英語で会話するスキルよりも英文の読み書きのスキルの高さが求められます。

たとえば「大使館事務員」の場合は日本の文化などを英語で紹介できる程度の英語力が必要です。「特許事務員」は、海外国際特許申請や商標申請を特許庁に申請する弁理士業務のサポートをします。海外と専門的な内容を伴う会話や書類のやり取りも行うため、事務職のなかでも高い英語のスキルが求められる仕事です。一般的に事務職は人気があるため、仕事がすぐには見つからないということもあるでしょう。その場合は、英語力を活用できるホテルなどで英語のスキルを磨くのも一つの方法です。

■金融職

英語力を生かせる金融職には、外資系の証券会社や投資会社などがあります。英語のスキルが求められるのはもちろんですが、金融業界での実績や意欲も重要視される仕事です。ほかにも、銀行の投資部門や金融事務、海外ファンドの管理、海外に取引先がある企業など幅広い分野の求人があります。

なかでも「トレーダー」「海外投資」「アナリスト」などは高額の年収になりやすい仕事として注目されています。ただし、年収には一人ひとりの実力が反映されるため、常に専門性や英語力を高める努力が欠かせません。また、より高度なスキルを持つ人材は不足しているため、英語の高いスキルと金融に関する専門知識を併せ持つ人材へのニーズは高まっています。

■専門職

英語力を活かす専門職には、キャビンアテンダントや通訳者、翻訳家、語学教師など多くの仕事があります。英語力については、一定のレベルに達していれば採用される仕事から高度なスキルが要求されるものまでさまざまです。たとえば「空港業務スタッフ」「ホテルスタッフ」などの業務の場合は、採用条件を満たしていれば比較的仕事を始めやすい仕事です。

一方で「航空管制官」は英語を使って仕事をするため、高いスキルを要する専門職です。管制塔からの指示などは国内の空港でもすべて英語で行われます。採用試験には英語の筆記とリスニングがあり、TOEIC700点程度が目安とされています。通訳者や翻訳家などの専門職も、適切でわかりやすい通訳や翻訳をするために高度な語学力が求められる業種です。

■公務員

公務員の仕事は、国家公務員や地方公務員、国際公務員などに大きく分けられます。英語を活かせる国家公務員の仕事は、外交官や大使館職員、航空管制官、防衛省専門職員などです。外務省職員である外交官は、世界各国との文化交流や情報収集などを行う専門職員として活躍できます。外務省以外で採用された公務員が大使館職員として配置されることもあります。

英語を活かせる地方公務員の仕事は、警察官や自治体職員、公立学校の英語教師などです。訪日外国人は増加しているため、語学力のスキルを持つ人材へのニーズは高まっています。ただし、英語力を活かすには、各自治体が実施する採用試験に合格した後に、語学力を生かせる部署への配置を希望しなければなりません。

■米軍基地スタッフ他

米軍基地や国際ボランティア、青年海外協力隊など、ほかにも英語を活かせる仕事の種類は多くあるので押さえておきましょう。日本で米軍基地スタッフになるには、米軍基地で契約社員などの求人に採用されることが必要です。国際ボランティアとしてNPOなどで活躍するには、海外での仕事が主になるため日常生活に必要な英語のスキルは欠かせません。

青年海外協力隊「一般案件の語学力審査」の場合は、求められるスキルはTOEIC330点または英検3級程度とされています。これは、語学力の基礎があることを確認するためで、海外に派遣される前に国別の長期派遣者向け訓練がしっかり行われるので安心です。派遣後に現地で求められる語学力はさまざまなので、応募の際には選考指定言語欄などを確認しておきましょう。

語学力を活かしたお仕事なら「不動産人材ドットコム」

国際化が進む昨今では、英語のスキルがあれば活躍できる仕事が増えています。TOEICや英検のレベル、自分が向いている職種を目安に選ぶといいでしょう。この記事で紹介したような英語を活かせる仕事の求人があれば、ぜひ応募して好きな仕事で活躍ください!

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